ヴァイザー（2015年生、母ヴァイスハイト）

ヴァイザー（2015年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「賢者(独)。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したヴァイスハイトが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2017年の小倉2歳ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月4日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタガノスカイハイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に敗れた。

3歳（2018年）

2月17日、中8週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く最後はテイエムチャレンジと並んで11着同着となった。

4月28日、中9週で迎えた7戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

8月26日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、C.スコフィールド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミエノウインウインをクビ差振り切って久方ぶりの一戦を制した。

4歳（2019年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

8月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったドンアルゴスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた20戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月15日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6歳（2021年）

5月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの揖斐川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた27戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月25日、中4週で迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。