ミエノウインウイン（2015年生、母クイーンアイリス）

ミエノウインウイン（2015年2月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+双方がうまく行くように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したクイーンアイリスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2019年のベストウィッシュカップ(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見美惠子によって1,728万円で落札された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月3日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマンナム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月10日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のタガノライジンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したヴァイザーにクビ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2019年）

1月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したタガノアスワドに半馬身届かず2着となった。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーメンクローネを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したソシアルクラブにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中2週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のスーパーブレイクをハナ差振り切って勝利をモノにする

5歳（2020年）

2月23日、中7週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのトリトンステークス（中京芝1600m 小雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月9日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月7日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月13日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの2020ファイナルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6歳（2021年）

5月1日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず最後はソウルトレインと並んで7着同着となった。

10月2日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7歳（2022年）

2月20日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた26戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く最後はメイショウマサヒメと並んで13着同着となった。

6月25日、中9週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

2022年6月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。