グレイントウショウ（2006年生、母ヘヴントウショウ）

グレイントウショウ（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「木目＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したヘヴントウショウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月28日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた2戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月28日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エフケージャガーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月2日、連闘で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエリモポリスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウロペスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエフケージャガーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

9月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミライイングランドに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハシレポピーに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

11月21日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、長崎街道中原宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヤマノムーンリバーを3/4馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

12月13日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（2010年）

4月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月24日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（6戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。