ナンヨーショウエイ（2017年生、母ヘヴンリークルーズ）

ナンヨーショウエイ（2017年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋照映」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したヘヴンリークルーズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の埼玉県養豚協会長賞(一般C2三四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、中村徳也によって918万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月17日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、中9週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月23日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月26日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月24日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、埼玉県養豚協会長賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゲンパチカガヤキに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月22日、中3週で迎えた11戦目は、農産物ブランドOGAWA’N賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

5月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、農産物直売会賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、泰山木賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、夏帽子特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、花かおるまち鴻巣フラワーロード賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5歳（2022年）

1月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、興雲閣幸運賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、一般C2十十一十二（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた22戦目は、ハナミズキスプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。