マイネルアドホック（2002年生、母オリジナルデザート）

マイネルアドホック（2002年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特にこのための、特別な（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したオリジナルデザートが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。戦績は、中央平地8戦2勝、地方10戦0勝2着1回。2004年のコスモス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,700万円（17万×100口）で一口馬主が募集された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクードゥシャンスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパーフェクトマッチを豪脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4歳（2006年）

10月14日、約23か月の休養明けで迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2007年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月7日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、みなとみらい特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、爽秋特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6歳（2008年）

3月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エフケーフィルに半馬身交わされて2着となった。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の狭山湖特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、スピカ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦の立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、3着を確保した。