フジフーフー（2006年生、母タニノミラージュ）

フジフーフー（2006年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋風々」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時11歳）と交配したタニノミラージュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦2勝2着5回。2009年の日高賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大作ステーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

瀬戸幸一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2008年）

6月7日、デビュー戦は草地保隆騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカミノフジにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

7月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカミノフジを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワタリシンセイキに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のりんどう賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で草地保隆騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で草地保隆騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた8戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノアスカに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦の高野長英記念館レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中4週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた15戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4月18日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホクプリンスに9馬身の差をつけて制した。

5月3日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルバーカテリーナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月13日、中3週で迎えた20戦目は、3歳戦の花と緑のまつり2009レース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フェニックスクインにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のウイナーカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。