スマイルホーラー（1989年生、母レイズスポート）

スマイルホーラー（1989年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時14歳）と交配したレイズスポートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地9戦3勝2着1回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の玄海特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

5月10日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のリュウフロリストをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、クリスタルケイにクビ差交わされて2着となった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のウィンディロマンスをクビ差振り切って2勝目をマークした。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスイートマジョラムをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（1993年）

5月8日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月9日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、神牟礼卓馬騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月27日、中6週で迎えた11戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神牟礼卓馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1994年）

7月16日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のボールドアーサーに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

12月6日、連闘で迎えた14戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノカスガをクビ差制して制した。