アリススプリングス（2019年生、母スプリングシティ）

アリススプリングス（2019年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オーストラリアの都市名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したスプリングシティが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月23日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアドヴァイスにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（2022年）

1月15日、中7週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイグザルトをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月27日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカラパタールに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月2日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5歳（2024年）

3月3日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2024年3月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月24日、中6週で迎えた15戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ナデシコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したブリックロードを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。