クリムゾンフラッグ（1985年生、母クリムゾンラトラー）

クリムゾンフラッグ（1985年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時6歳）と交配したクリムゾンラトラーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバッカナムコールをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月31日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

9月18日、中3週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4歳（1989年）

3月12日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で五十嵐久騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で五十嵐久騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。