オースミベスト（1992年生、母アメリカンフイーリング）
Osumi Best
1992.03.03
オースミベスト（1992年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時21歳）と交配したアメリカンフイーリングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦3勝2着3回、地方9戦0勝。1996年の目黒記念(ハンデG2)で2着に入った他、1996年の鳴尾記念(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
小林稔厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1994年）
11月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフクミシスターに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（1995年）
1月5日、中5週で迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。
1月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
2月18日、中2週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったプレストシンボリに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
4月29日、中9週で迎えた5戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。
5月28日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。
9月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
10月28日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のオースミバイアモンに1馬身1/4の差をつけて断然の支持に応えた。
11月18日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。
12月23日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイタクサージャンをアタマ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。
4歳（1996年）
1月27日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウセンショウに3/4馬身届かず2着となった。
2月19日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウセンショウにアタマ差届かず2着に惜敗した。
10月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（9戦3勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。
11月16日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（10戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。
12月7日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。
5歳（1997年）
1月19日、中5週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。
2月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。
6歳（1998年）
4月14日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、厚別川特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。
4月23日、連闘で迎えた19戦目は、駒丘特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月5日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の瑞穂賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月21日、中1週で迎えた21戦目は、琴似特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月4日、中1週で迎えた22戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、中山峠特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、カシオペア特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
10月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、真駒内特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月3日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木明美騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。
12月24日、中2週で迎えた26戦目は、門別えぞまつ特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木明美騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。