クインズカトレア（2015年生、母ケイアイエーデル）

クインズカトレア（2015年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時10歳）と交配したケイアイエーデルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月12日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は404kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月3日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月21日、中3週で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川又賢治騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツウカイパイロに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウォーターシドモアに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

2月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川又賢治騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川又賢治騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で川又賢治騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

7月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川又賢治騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月5日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川又賢治騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジャーハリケーンをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2020年）

2月16日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

7月11日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月11日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（12戦2勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。