イットーイチバン（1998年生、母コトワヒメ）

イットーイチバン（1998年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のビソウサウス（当時8歳）と交配したコトワヒメが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川崎清。戦績は、地方19戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のラベンダー特別(アラ系一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川崎清から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場されたが主取りとなった。

田中敏和厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2001年）

3月5日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカンライデンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックサムに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月2日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレンゼスターからハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤルキチャンに半馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月4日、中4週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストビレッジに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキャンウィンをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

10月12日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドランチに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系一般A8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミュータンスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月1日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系一般A8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーモルツに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の帝冠賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（9戦7勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた12戦目は、アラ系一般A6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

5月24日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、アラ系一般A7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアラビアンヒエイから2馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターゲンに1馬身の差をつけて9勝目をマークした。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、ラベンダー特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグレートヤマガサをクビ差制して制した。

8月3日、中4週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミスミヤーンに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったワッショイサカエから4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

3月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた18戦目は、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。