アランブレラ（2015年生、母クルソラ）
Alumbrera
2015.04.15
アランブレラ（2015年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アルゼンチン最大の鉱山名。父名、母の生産国より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したクルソラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の100mの江戸桜トンネル賞(一般C1 C2)。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額4,000万円（10万×400口）で一口馬主が募集された。
尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2018年）
2月24日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は550kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったヒシヴィクトリーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。
9月30日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
11月15日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、サフラン賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたリックマドカ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
12月27日、中5週で迎えた4戦目は、エイエイオー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクランキングアップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
4歳（2019年）
1月21日、中3週で迎えた5戦目は、迎春賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアルジャントゥイユに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。
3月6日、中5週で迎えた6戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンイモンに半馬身届かず2着に敗北した。
4月9日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったエンパイヤアーサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
5月9日、中3週で迎えた8戦目は、豊四季特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンイーサリアムにクビ差届かず2着に甘んじた。
6月21日、中5週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、荷風特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。
10月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、100mの江戸桜トンネル賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダストデビルに約10馬身の大差をつけて3勝目を収める
11月17日、中5週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5歳（2020年）
2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
4月19日、中9週で迎えた13戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの隅田川特別（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
5月30日、中5週で迎えた14戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。
12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、「わ!」がいっぱい品川賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。
12月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3六（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。
6歳（2021年）
1月20日、中2週で迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、麹町賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。
5月19日、中2週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、神楽坂賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。
6月26日、中4週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、遼太郎誕生日イヴ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。
7月24日、中3週で迎えた23戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
8月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
8月28日、中2週で迎えた25戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。
9月11日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。