ヒシヴィクトリー（2015年生、母ヒシワンスモア）

ヒシヴィクトリー（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時8歳）と交配したヒシワンスモアが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飛渡牧場。主な勝ち鞍は2019年の茨城新聞杯(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月7日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月24日、中6週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアランブレラを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったロシュフォールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたニシノアモーレ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2019年）

1月6日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったイェッツトにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月31日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライトカラカゼに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

5月19日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアイスストームにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの八ヶ岳特別（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアストラサンタンを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2020年）

1月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月29日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたサンアップルトン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2021年）

1月11日、約10か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

3月7日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡巧也騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で木幡巧也騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月31日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

9月19日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（13戦2勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた23戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。