サリエンテ（2009年生、母ローレルキラリン）

サリエンテ（2009年4月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「昇る（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時18歳）と交配したローレルキラリンが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のナイスハルター特別。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦はT.クウィリー騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルブツロータスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月6日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

10月20日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2013年）

4月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

10月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はサンマルヴァーゴと並んで2着同着となった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、手取川もみじウォーク特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシカツリーダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、ネクストJBCin盛岡（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったワイルドベガに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、七福神福々めぐり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアズマクリスエスに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、旧福浦灯台ライトアップ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、美川一周耐寒継走特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

5歳（2014年）

4月27日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、たけちゃん誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。