アズマクリスエス（2010年生、母サイレントラヴ）

アズマクリスエス（2010年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したサイレントラヴが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方39戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳A3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、東哲次によって1,365万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月19日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハピネスサウンドを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月7日、連闘で馬体重を前走から17kg絞って迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったエムザックゴールドを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るルールゴールドを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた11戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカガヤキプリンセスに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のこまつの美特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ミカワジェイドに交わされて4馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

7月16日、連闘で迎えた15戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエムザックゴールドに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月23日、連闘で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の道下祭り特別3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた19戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の正院キリコ祭り特別3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた20戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の蔵コンサート特別3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた21戦目は、3歳B10（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた22戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、ネクストJBCin盛岡（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、七福神福々めぐり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったサリエンテに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた26戦目は、気の葉祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた27戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2014年）

3月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（14戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた30戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、たかはし智秋生誕JPY杯5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた32戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた38戦目は、西海祭り特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた40戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた41戦目は、ルパンヤブウチブーブー記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた42戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた44戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（15戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた45戦目は、一般B2-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。