カスターニャルーナ（2019年生、母インクレセント）

カスターニャルーナ（2019年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「栗色の月(伊)。本馬の毛色と母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したインクレセントが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳A2。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月6日、中9週で迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリボーントウショウをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のハナカイドウ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったヤイバに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のラークスパー賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松戸政也騎手（5戦1勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のリワメモ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松戸政也騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、3歳戦の誕生日おめでとうヒーロー!杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松戸政也騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆかるんハピネスバースデー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスマートアクシオンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るザガーロを豪脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、ふくべの大滝特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で魚住謙心騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、板橋競馬倶楽部宅建大合格記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、エリートドーマー野村夫妻結婚記念（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。