ラプタス（1994年生、母ブロンドインナモーテル）

ラプタス（1994年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時23歳）と交配したブロンドインナモーテルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦5勝2着4回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の山科特別(900万下)。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイタクヤマトに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

4歳（1998年）

3月1日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイカシミズダニに交わされて4馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のグリーンストームに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は石山繁騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トウジントルネードに半馬身交わされて2着となった。

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月26日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョリスキーに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5歳（1999年）

8月7日、約7か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石山繁騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6歳（2000年）

5月28日、約10か月の休み明けで迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、タニノダーリンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（8戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のトーホウアイリスをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月9日、中9週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、ジェイモードに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の久多特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石山繁騎手（12戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、4歳以上900万下の山科特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石山繁騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンラグランジをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた32戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7歳（2001年）

1月5日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（14戦2勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（15戦2勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた35戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーサミーをハナ差制して勝利をモノにする

4月21日、中3週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（16戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。