ロンギングトゥユー（2009年生、母シアトルサンセット）

ロンギングトゥユー（2009年1月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「貴方への慕情」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したシアトルサンセットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月23日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワインスパイアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3歳（2012年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はショウナンワヒネと並んで2着同着となった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、サトノヒーローに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のコウヨウアレスに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の茶臼山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

8月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月17日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5歳（2014年）

4月26日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、北山湖特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月14日、中1週で迎えた19戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月24日、中9週で迎えた20戦目は、地方重賞の志布志湾賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた23戦目は、地方重賞の韓国岳賞（佐賀ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた24戦目は、関門海峡特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。