エスティーカイザー（1995年生、母フジノスプラッシュ）

エスティーカイザー（1995年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したフジノスプラッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。戦績は、地方25戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の一般C2四五。

経歴

デビュー前

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

2月12日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は521kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターオブオペラに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマツエーキッドをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパーフェクトロードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサクラカンムリに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4歳（1999年）

2月24日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5歳（2000年）

1月11日、約10か月半の休み明けで迎えた10戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサピックスクイーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のサイコークロノスをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月28日、中2週で迎えた12戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したウメノパワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月27日、約10か月の休み明けで迎えた13戦目は、冬至特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6歳（2001年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

2月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたムサシキセキ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワールドタイトに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

3月25日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月29日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ぎょしゃ座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7歳（2002年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた23戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキアンクレットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

3月20日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2四五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。