トレモロ（2007年生、母ロイヤルガラ）

トレモロ（2007年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法」。毛色は栗毛。種牡馬のBertolini（当時11歳）と交配したロイヤルガラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって1,995万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプロポーズに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

3歳（2010年）

2月7日、中7週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月23日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたレジェトウショウ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2011年）

10月22日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月3日、中5週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキタサンフクジンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。