セタノビクトリー（1987年生、母ベターベスト）

セタノビクトリー（1987年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタケシバオー（当時22歳）と交配したベターベストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保良雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

9月16日、デビュー戦は町田俊夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は502kg。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で町田俊夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で町田俊夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で町田俊夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で町田俊夫騎手（5戦0勝）。20頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

3歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で町田俊夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で町田俊夫騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で町田俊夫騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で町田俊夫騎手（9戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で町田俊夫騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた12戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったグレートアモンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトップサークルに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月21日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は町田俊夫騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（12戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（1991年）

5月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月12日、中0週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンセリトスに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた28戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、三坂博文騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた32戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、荒木孝良騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた38戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1992年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた41戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハナガサキングから6馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた43戦目は、一般B（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。