ノートウォージー（2018年生、母ノブレスオブリッジ）

ノートウォージー（2018年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノヴェリスト（当時9歳）と交配したノブレスオブリッジが21歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2020年のラピスラズリ特別に勝利した他、2021年の黒潮盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月28日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリデンリハクに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチサットを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのラピスラズリ特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギガキングに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた7戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルウッドカノアに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月30日、中5週で迎えた8戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3歳（2021年）

1月22日、中2週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、チサットに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中3週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月21日、中6週で迎えた12戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

5月1日、中0週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアエノブライアンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、トゥインクルのきせき賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のノットリグレットをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月18日、中4週で迎えた15戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

9月6日、中2週で迎えた16戦目は、1991 水上バス・トゥインクル号賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコバルトウィングに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

4歳（2022年）

2月8日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、マイネルアンファンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月8日、中3週で迎えた18戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のパストーソに1馬身の差をつけて7勝目を収める

4月21日、中5週で迎えた19戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

9月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、紫苑賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のノーウェイに3馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月3日、中3週で迎えた22戦目は、トパーズ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2023年）

5月26日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた24戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月6日、中9週で迎えた25戦目は、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のミラコロカナーレを半馬身振り切って9勝目を獲得した。

6歳（2024年）

5月14日、約8か月半の休養明けで迎えた26戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた27戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、双子座新月賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた28戦目は、カーネリアン賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた29戦目は、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月10日、中3週で迎えた30戦目は、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月15日、中4週で迎えた31戦目は、神無月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

7歳（2025年）

1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。