モズオーロラ（2010年生、母グランプリオーロラ）

モズオーロラ（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したグランプリオーロラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦9勝2着4回。2013年の兵庫ダービー(地方重賞)で2着に入った他、2013年の岐阜金賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中範雄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2012年）

11月13日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は463kg。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったパラマンボハーバーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月23日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒマラヤムイカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた4戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2013年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳B C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサクラガオカに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイソルジャーに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のJ-PLACEよかわ開設記念特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のグレイスフルライフに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハルイチバンをクビ差振り切って1番人気に応えた。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったユメノアトサキに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中5週で迎えた11戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（9戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフラッシュパッカーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断然の支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアポロストームをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。

8月30日、中3週で迎えた13戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、棋士のまち加古川特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネアクアマリンをハナ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月10日、中5週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエーシンクリアーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、芦屋川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（12戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4歳（2014年）

1月5日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、オニキス特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた20戦目は、J-PLACEよかわ開設1周年記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（13戦6勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた21戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターボードを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、大阪発刊50周年記念報知澪標特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンユリシーズを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。