ドバウィビクトリー（2017年生、母ラメント）

ドバウィビクトリー（2017年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名、父父父名より+勝利を掴み取るように」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時10歳）と交配したラメントが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷部牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C1四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石軽種馬共同育成センターから「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、三石軽種馬共同育成センターから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、後藤英成によって216万円で落札された。

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月17日、中8週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雪/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったピースフルタイムに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノロマンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月2日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のヨルノトバリに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月14日、中9週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、復興祈念がんばろう洋野（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルアンダルスを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を収める

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ブッシュローズ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた17戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアルアンダルスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中0週で迎えた18戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（4戦3勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月3日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（5戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、ボトルゴード賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（6戦3勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

デビュー前

工藤裕孝厩舎（岩手）へ入厩。

2022年1月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

工藤裕孝厩舎（岩手）へ入厩。

5歳（2022年）

4月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた24戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた25戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた29戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた30戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた32戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた35戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、C3一3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2022年1月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。