フィアレスハート（2017年生、母ハートシェイプト）

フィアレスハート（2017年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「恐れ知らずの心」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したハートシェイプトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、中央障害5戦0勝、地方28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月2日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

6月27日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月30日、中8週で迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したルドンカズマにクビ差届かず2着となった。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月16日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のアイノヒーローに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた7戦目は、サンタクロース特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノライジンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2021年）

4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドエランドールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月15日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野翔騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2023年）

1月22日、中8週で迎えた18戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

2023年1月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月14日、中2週で迎えた19戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、今年も全力応援特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナスノコウランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中2週で迎えた20戦目は、堀ヶ生橋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、星街すいせい生誕特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコクシネルに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月29日、連闘で迎えた22戦目は、室戸岬特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月8日、中0週で迎えた23戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた25戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた27戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーアラビカを差し切れず、3馬身差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた29戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、小暑特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2021年1月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

12月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7歳（2024年）

1月8日、中0週で迎えた33戦目は、一般C3-5（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた35戦目は、毒ヶ衣ちなみBD特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したジーガーロンシャンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、連闘で迎えた37戦目は、びあんど特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモシーウルフにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた39戦目は、ナノハナ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上瑛太騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた40戦目は、麗香誕生日記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上瑛太騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコルニリアを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目をつかんだ。

4月6日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月20日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた42戦目は、渡辺逢心特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた43戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

2021年1月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。