シルクブラボー（2000年生、母Monica Faye）

シルクブラボー（2000年2月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋喝采の叫び（伊）　拍手を浴びる活躍を期待して」。毛色は芦毛。種牡馬のCozzene（当時20歳）と交配したMonica Fayeが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦3勝、地方1戦0勝。2002年のデイリー杯2歳ステークス(G2)に勝利した他、2002年のカンナステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月22日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタサンペンダントに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中9週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノラフレシアを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブルーイレヴンに2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3歳（2003年）

4月6日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月9日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、G2の東京盃（大井ダート1190m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2005年）

3月27日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月16日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。