ジェイドチャンプ（1992年生、母サムライクイーン）

ジェイドチャンプ（1992年5月12日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時5歳）と交配したサムライクイーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦0勝2着1回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

12月4日、デビュー戦はA.ムンロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、逃げるパワーゼンカイを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月30日、約8か月半の休み明けで迎えた4戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

11月11日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、6着を確保した。

11月19日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井健二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井健二騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井健二騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（1996年）

1月28日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井健二騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井健二騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた14戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は酒井健二騎手（10戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月27日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（11戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（12戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（13戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手（14戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードアラシをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田口大二郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。