イグレシアス（2011年生、母ナトリフレンド）

イグレシアス（2011年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時13歳）と交配したナトリフレンドが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方30戦4勝。2013年の百万石ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2013年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中川雅之厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2013年）

9月8日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は446kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィゴレットに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のサファイア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフューチャースターを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

11月4日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の百万石ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアキレウスに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月17日、中5週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアキレウスに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月31日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2014年）

2月19日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、佐倉牧特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（2015年）

4月27日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、地方重賞のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の早池峰賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月17日、中3週で迎えた20戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、納涼特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のヴィーナススプリント（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、霜月特別（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5歳（2016年）

3月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた27戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた28戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。