ミサトツヨシ（2005年生、母ミサトブルーパレス）

ミサトツヨシ（2005年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したミサトブルーパレスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の2歳。

経歴

デビュー前

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2007年）

9月10日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノステルスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中9週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァラドンに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（2008年）

2月4日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4歳（2009年）

4月28日、約15か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般C2七八（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月26日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2十四十五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファーストフットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、鴻巣こうのとり伝説賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったコアレスバロンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で繁田健一騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2十五十六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で繁田健一騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で繁田健一騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一12十三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で繁田健一騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はリベンジノハナと並んで2着同着となった。

7月20日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で繁田健一騎手（15戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサニープリーズに半馬身届かず2着に敗北した。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C3一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で繁田健一騎手（16戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカズノリマンドに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた18戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で繁田健一騎手（17戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で繁田健一騎手（18戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で繁田健一騎手（19戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で繁田健一騎手（20戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたヤマノオレンジ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

1月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で繁田健一騎手（21戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベニノチトセオーに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十11十二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で繁田健一騎手（22戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコスモウィズユーに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

2月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で繁田健一騎手（23戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は25戦連続で繁田健一騎手（24戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で繁田健一騎手（25戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で繁田健一騎手（26戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で繁田健一騎手（27戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は29戦連続で繁田健一騎手（28戦6勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2十三十四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は30戦連続で繁田健一騎手（29戦6勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。