ダイスプリンター（2001年生、母ゲートウエーロマン）

ダイスプリンター（2001年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きい＋スプリンター」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時9歳）と交配したゲートウエーロマンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）木戸口牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦7勝2着4回。2003年の二歳優駿(地方重賞)に勝利した他、2003年の雷電賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木戸口牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

木村昌志厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2003年）

8月22日、デビュー戦は茂呂菊次郎騎手を鞍上に据えて、2歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は451kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルパロミに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中9週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の雷電賞（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のビジネスマシンに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で茂呂菊次郎騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィナーズスルーから1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で茂呂菊次郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターコスモに2馬身の差をつけて優勝

3歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の青峰賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で茂呂菊次郎騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月28日、中7週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で茂呂菊次郎騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴブリンスターから半馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で茂呂菊次郎騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンキャプテンから8馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北関東皐月賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で茂呂菊次郎騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のエメラルドカップ（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で茂呂菊次郎騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィナーズスルーをクビ差制して勝利を手中に収めた。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で茂呂菊次郎騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月15日、中8週で迎えた12戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、丸沼特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイボスをクビ差制して優勝

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、金精峠特別（高崎ダート1900m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、セプテンバー特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の奥利根賞（高崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（12戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、オパールカップ（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた17戦目は、両毛特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で茂呂菊次郎騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシトマホークに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で茂呂菊次郎騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、信濃特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で茂呂菊次郎騎手（16戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロダイスラーに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月12日、中2週で迎えた20戦目は、甲州特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で茂呂菊次郎騎手（17戦6勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2005年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた26戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた27戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたマツリダタロウ決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月2日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。