カレンシリエージョ（2015年生、母ベルアリュールⅡ）

カレンシリエージョ（2015年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋桜（伊）。桜の季節に活躍してほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したベルアリュールⅡが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の太宰府特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木隆司によって4,212万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったクリノクーニングにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソングオブローランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月2日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月6日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月3日、中7週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のルエヴェルロールに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

9月8日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2019年）

1月20日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブライトムーンをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

4月20日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2019ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

12月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 小雨/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

2020年1月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。