トラヒメ（2011年生、母イエローコスモス）

トラヒメ（2011年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「虎のように強くたくましく走るように」。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時8歳）と交配したイエローコスモスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前川義則。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2六。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

11月9日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のマツリダバンチョウを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のアウラグリーンを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

12月9日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

7月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から37kg戻して迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月8日、連闘で馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、さるすべり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ヤクルトカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、揖斐高原特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、バトルスパートにハナ差交わされて2着となった。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユキノサンブライトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、高山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月13日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた14戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、小林菜央すくすく育ってね記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。