リトルプリンス（2000年生、母ブリランテ）

リトルプリンス（2000年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さな王子様」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時12歳）と交配したブリランテが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着3回、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月6日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

8月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月8日、中8週で迎えた8戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンエイゴールドから5馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1 C2-4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスミノバクシンから1馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中0週で迎えた10戦目は、一般C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートレジーナに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のピエールクイーンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月7日、中7週で迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の火打山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジョニーノデンゴンを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

3月5日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月23日、中4週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したワンダーハヤブサに3/4馬身届かず2着となった。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

6歳（2006年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったトップガンマンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.イネス騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7歳（2007年）

2月17日、中8週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月30日、中3週で迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルブツセンターを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月1日、中3週で迎えた33戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月10日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月23日、中5週で迎えた35戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8歳（2008年）

2月24日、中8週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。