ヒルノアマランテ（2016年生、母マジェスティックラニア）

ヒルノアマランテ（2016年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ポルトガルの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時18歳）と交配したマジェスティックラニアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月11日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2019年）

11月18日、約11か月半の休み明けで迎えた3戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C30（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のニホンピロハービンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月29日、中5週で迎えた4戦目は、仕事納め特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレパルスベイに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2020年）

8月23日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファイナルマズルをクビ差振り切って休養明け初戦を制した。

5歳（2021年）

6月20日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

6歳（2022年）

11月27日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したプライムラインを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7歳（2023年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年1月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。