マルゼンイチバン（1994年生、母マルゼンタカラⅡ）

マルゼンイチバン（1994年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時9歳）と交配したマルゼンタカラⅡが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、地方33戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は1997年のブルーバードカップ。

経歴

デビュー前

江川秀三厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

7月7日、デビュー戦は田部和広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミスウラカワに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田部和広騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイハクホマレに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月30日、中5週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田部和広騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミスウラカワに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月8日、中5週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田部和広騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナルセセンプーに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（船橋ダート1000m 雨/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で田部和広騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジックタリヤから1馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦の全日本アラブ争覇（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田部和広騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（1997年）

1月9日、中5週で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、大師特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエルカムボーイから2馬身差の2着となった。

1月27日、中2週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ベイサイド特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミカワカズーンから3馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフォモサオーに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、サンシャイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ヤマブキ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンツガルからハナ差の2着に甘んじた。

6月9日、中0週で迎えた12戦目は、狭山湖特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンデスセンプーからアタマ差の2着に甘んじた。

6月30日、中2週で迎えた13戦目は、サルビア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のウエルカムボーイに3/4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

7月30日、中3週で迎えた14戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた15戦目は、アゼリアカップ（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は秋田実騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウエルカムボーイに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、全日本アラブクインカップ（園田ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェイトスターから2馬身半差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、セイユウ賞（上山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた18戦目は、ベイシティー特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1998年）

1月4日、中6週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ラジオ大阪賞（園田ダート1630m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月13日、中9週で迎えた20戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、福崎サルビア特別（姫路ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月14日、中4週で迎えた21戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、美方町石楠花特別（園田ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月24日、中0週で迎えた22戦目は、波賀町サイクリングターミナル特別（園田ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた23戦目は、スプリングカップ（園田ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、日刊スポーツ賞（園田ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた25戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、サマーカップ（園田ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1630m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノパレードから1馬身半差の2着となった。

9月9日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦の報知新聞社賞（園田ダート1630m 晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦の全日本アラブクイーンカップ（園田ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月17日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた30戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた31戦目は、北國アラブチャンピオン（金沢ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5歳（1999年）

4月6日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、エメラルド特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。