バンブーアズーリ（2005年生、母スイートバンブー）

バンブーアズーリ（2005年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サッカーイタリア代表チーム愛称名」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したスイートバンブーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回、地方5戦1勝。2011年の尾張名古屋杯(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

9月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイエンブレムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月2日、中6週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトウカイプライムに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、フォーティファイドに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アドマイヤダンクに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスプリングサンテに8馬身の差をつけて順当に勝利した。

6歳（2011年）

5月4日、約25か月の休養明けで迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のザッツファインに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

7歳（2012年）

2月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

6月26日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた14戦目は、印西コスモス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。