フォーユアラヴ（1998年生、母フォートルーラヴ）

フォーユアラヴ（1998年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したフォートルーラヴが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の妙高特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月15日、デビュー戦はM.ロバーツ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプレジオをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でM.ロバーツ騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2001年）

2月11日、中8週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイシャイアンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたマチカネイサリビ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

5月27日、中6週で迎えた9戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はサントボヘミアンと並んで1着同着となった。

4歳（2002年）

7月21日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

9月8日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトウショウハート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月12日、中4週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2003年）

2月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナイストウキョウに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

3月22日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のバンブーミランをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

6歳（2004年）

3月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトラストセレビーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に敗れた。