マルハチエトルリア（2001年生、母スピーデイアンサー）

マルハチエトルリア（2001年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアに栄えた古代都市国家」。毛色は青鹿毛。種牡馬のカルラネイチャー（当時10歳）と交配したスピーデイアンサーが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は今野徳男。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦7勝2着1回。2003年のかもしか賞(地方重賞)に勝利した他、2003年の若駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今野牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

平石正己厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（2003年）

8月30日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のしもつけ若駒（宇都宮ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は435kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキャップホースに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーオウシャンに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のキャップホースに半馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノフミオーに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーオウシャンをクビ差制して土付かずの5連勝を決めた。

11月29日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦5勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳地方重賞のかもしか賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジエスミリオーネに1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

3歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、ぎょしゃ座特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒドゥンヴァレイから2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のTRチューリップ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月3日、中7週で迎えた10戦目は、菜の花特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワジェイドに1馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

5月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北関東皐月賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（10戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた13戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2005年）

5月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。