ミニヨントウショウ（1994年生、母セーラーズウェルズ）

ミニヨントウショウ（1994年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウショウペガサス（当時15歳）と交配したセーラーズウェルズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地22戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の新津特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月5日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、田村真来騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田村真来騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村真来騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

8月3日、連闘で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のオースミハヤカゼに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のモンレーブに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

11月2日、中9週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4歳（1998年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 雪/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月27日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた19戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。