ハコネバンジョー（1994年生、母ゴールデンワルツ）

ハコネバンジョー（1994年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時13歳）と交配したゴールデンワルツが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地23戦3勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

6月15日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタヤスラファエロに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のタヤスナミムラをクビ差振り切って2勝目を手にした。

12月8日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（6戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（8戦2勝）。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた15戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた17戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（11戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカネショウテュータを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた20戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（12戦3勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（1998年）

1月31日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、5歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（15戦3勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。