ドルフィンキック（2008年生、母スピードマリア）

ドルフィンキック（2008年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イルカの尾ひれの動作」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテレグノシス（当時9歳）と交配したスピードマリアが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月11日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて18着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2011年）

4月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月2日、中1週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルゴラッソに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。