イソノスワロー（2002年生、母イソノルーブル）

イソノスワロー（2002年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋燕」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したイソノルーブルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月28日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、6着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月7日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた7戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクトシンケンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた9戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンライズドリームに6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3月25日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリスティアブラーノに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月30日、中4週で迎えた12戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパトラシオを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

9月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の鳥取特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5歳（2007年）

1月6日、中5週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。