アジアンミーティア（2000年生、母Trolley Song）

アジアンミーティア（2000年5月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アジアの流星」。毛色は芦毛。種牡馬のUnbridled（当時13歳）と交配したTrolley Songが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のゴールドエッグ賞(B3-1)。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月9日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 小雪/稍重）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4月20日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、三室山特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月4日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチアズサクセスに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルシオンに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2004年）

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルクリエイトを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、ゴールドエッグ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイントブルースに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた13戦目は、つつじ特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルタカシャインを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。