レコードチェイサー（2016年生、母ゴールドチェイス）

レコードチェイサー（2016年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「レコードタイムを狙う」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したゴールドチェイスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方5戦2勝。2019年のUHB賞(オープンハンデ)で4着に入った他、2018年のウィナーズチャレンジ2に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月10日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーエマーブルを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のクラファルコンに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

10月16日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3歳（2019年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイアイサクソニーをクビ差振り切って休み明け初戦をモノにした。

6月15日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のオフクヒメをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入った。

11月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

2020年1月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。