メルクーア（2020年生、母ヴンダーゾンネ）

メルクーア（2020年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「水星(独)。母馬ヴンダーゾンネ(太陽)より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したヴンダーゾンネが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月2日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

3歳（2023年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラプンツェルムーンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、はないち猪名川・川西カップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、キクノルタに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマートアリオンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったロイヤルナタールに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（13戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。