クリスタルムーヴ（2017年生、母グレイスフルムーヴ）

クリスタルムーヴ（2017年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「結晶＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキャプテントゥーレ（当時12歳）と交配したグレイスフルムーヴが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2020年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた6戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンセスダズリンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキタノアティクスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイガーロックに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドントクライマリアに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月29日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインディビジュアルに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジョウショーカードに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月25日、中5週で迎えた16戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。