ライトフェロー（1985年生、母パツシングベル）

ライトフェロー（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイースタンフリート（当時17歳）と交配したパツシングベルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地28戦5勝2着1回、中央障害8戦2勝2着1回。1990年のエメラルドステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月26日、デビュー戦は山本康二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は520kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月27日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったノースダコタシチーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューティフルマリを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（1989年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハギノエーワンに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月18日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の甲山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のステインアスカを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上1400万下の下鴨ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（1990年）

1月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の香住特別（阪神芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダイタクリベラルに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月25日、中2週で迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の京橋ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた19戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウェルネスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月29日、中1週で迎えた20戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた21戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、オリオンステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

6歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた25戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7歳（1992年）

1月6日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた27戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（10戦4勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた28戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた29戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた30戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツハヤタに3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月22日、中3週で迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（1993年）

3月21日、約11か月半の休み明けで迎えた33戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったラジャムンディから2馬身差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた34戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノギャロップに2馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

5月8日、中3週で迎えた35戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は押田年郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。