ルヴォルグ（2016年生、母キトゥンカブードル）
Levolg
2016.02.24
ルヴォルグ（2016年2月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「Le Vol、飛翔(仏)とGoalより。ターフを華麗に駆け抜ける」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したキトゥンカブードルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。2019年のセントライト記念(G2)で4着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
ワラウカドにて総額7,000万円（14万×500口）で一口馬主が募集された。
藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
10月28日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のストームリッパーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月17日、中2週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。
3歳（2019年）
3月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したリオンリオンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
5月12日、中6週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
8月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレーガノミクスに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。
9月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。
4歳（2020年）
5月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のデュアライズに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオホーツクステークス（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。
12月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのサンタクロースハンデキャップ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。
5歳（2021年）
4月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。
7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。
11月14日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6歳（2022年）
1月23日、中9週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。
2月12日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクリエイトザライフに約14馬身の大差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
2月26日、中1週で迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。
9月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内 雨/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。
10月29日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7歳（2023年）
7月22日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
デビュー前
当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
ワラウカドにて総額7,000万円（14万×500口）で一口馬主が募集された。
和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。
10月28日、デビュー戦は江田勇亮騎手を鞍上に据えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 雨/重）に出走。13頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。
8歳（2024年）
2月3日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。
2024年2月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。