テイエムカゼノオー（2004年生、母クインサールス）

テイエムカゼノオー（2004年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋風の王」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したクインサールスが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の一般C11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、冨岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C27（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネサイホリデーから2馬身差の2着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた8戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったセレンディップからクビ差の2着に甘んじた。

10月9日、中2週で迎えた9戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、森尾仁&季美枝新車購入記念（荒尾ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、一般C27（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノロッチに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C17（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノダグラスから2馬身差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、霧氷特設（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーマンパキラからクビ差の2着に甘んじた。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノウェーブに3/4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般C14（荒尾ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（4戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキラキラレグルスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月5日、中4週で迎えた15戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノコンドルから1馬身差の2着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた16戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中9週で迎えた17戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた18戦目は、一般C17（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーローマンをクビ差制して4勝目を手にした。

10月29日、中4週で迎えた19戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村島俊策騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村島俊策騎手（6戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノインパクトに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村島俊策騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオジロをクビ差制して6勝目を獲得した。

5歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村島俊策騎手（8戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウロデムに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で村島俊策騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダールシデスに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で村島俊策騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月29日、中7週で迎えた26戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で村島俊策騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた27戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村島俊策騎手（12戦5勝）。6頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイプルゴゼンから1馬身差の2着となった。